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シンポジウム「21世紀兒童教養 國際幼兒教育研討會」 に参加しました。

2012年5月14日掲載   

台湾の台北市にて、去る3月29日(木)台北市政府教育局と国立台北教育大学の主催で「21世紀兒童教養 國際幼兒教育研討會」と題するシンポジウムが開かれました。

京都きらら学園園長 熊本マリ子も、同志社女子大学現代こども学科教授の塘利枝子先生からお誘いを受け、このシンポジウムに参加させて頂きました。当シンポジウムは、台湾、日本、中国大陸において、幼児教育にたずさわる教師、幼児教育研究者、また大学生を対象としたもので、各国の幼児教育の特色や教育方法について探るものでした。

シンポジウムには、総勢300名を越える参加者が出席し、会場では幼児教育に関する熱のこもった意見が飛び交い活況を呈していました。熊本マリ子はスライドと動画を使って「自由遊びと身体作り」というタイトルで、洛北せいか幼稚園の自然の中での自由遊びや京都きらら学園の食育と身体作りについて発表いたしました。


私立南海幼稚園見学

働くお母さんが当たり前となっている台湾では、朝昼2食の給食を提供している園が殆どです。

広い園庭、雨が降っても思う存分遊べるプレイルームが特徴的。廊下や階段横には、子ども達の作品がところせましと展示してあり、ただ掲示してあるという訳でなく、保護者と子どもがそれを見てコミュニケーションが取れるようになっています。

教育内容で特に印象深かったことは、"子どもが主体となって考えるプロジェクト"が沢山あることでした。例えば、砂場に野良猫が入らないようにするには?という課題に対し、どうして入ったら困るのか、入らないようには何をすれば良いのか?それら仮定を踏まえての実践と結果、今後の改良をどうする、といったことまで子ども達だけで考えます。保育者は子どもの考えを尊重し、見守ります。

子ども達が自分で考えて遊んだり、好きな遊びを見つけたりと、どちらかと言えば自由な保育環境でした。

  




私立懐恩幼稚園見学

台湾の特徴的教育である、子ども達への教え込み教育が根強い幼稚園。「重さ調べをしましょう。」「カードをしましょう。」「二人組で壁タッチしましょう」等、教育的な遊びが多く取り入れられています。例)トマトととうもろこしはどちらが重い?という問に、まず予想させます。次に実際に天秤を使って重さを量る、というように小学校の理科の実験のようなスタイルの内容になっていました。

専科レッスンの充実
園の教育理念と一致しているのであれば、外部からの先生を招いて、音楽・体操などの専科を取り入れている。特に、懐恩幼稚園では、音楽に力を入れており、毎月2~3回のクラシック大会を開いている。

自由な遊び時間は、保育終了後から保護者がお迎えに来てくれるまでの限られた時間になっている。

  

日本人幼稚園見学

園児数は、日本人80%・台湾人20%の割合。学童保育も併設。せいか幼稚園と同様に英語・中国語・体操・バレエ等の課外教室も充実しています。

先生方の手作りおやつも子ども達にとって楽しみの一つとなっています。

地下1階、1階のビル内にあるため、周りの環境をフル活用しての保育内容となっていました。
例)河川敷でのマラソン、神社での階段上り下り、公園へ出かけてアスレチック

生活の流れや給食内容等は、日本の幼稚園とほぼ変わらないスタイルとなっています。親の願いとして、子どもに日本語を話して欲しい人は、現地の幼稚園でなく、日本人学校へ通わせているそうです。

  

食育と身体作りについて -京都きらら学園の取り組みの発表-

 1つめは「食に対する能動的な関わり」です。自ら育てた野菜を調理するなどして、口に入るまでの過程を子どもたちに知ってもらう努力をしています。

 2つめは「健脳食」です。脳や身体の発達に良い食材を子どもに与えています。おやつも柔らかい物やスナック菓子ではなく、歯を育てる堅い物や栄養を考えて出しています。

 3つめは「はだか保育・裸足保育」です。薄着励行、体温調節できる身体作りをめざしています。子どもたちには抵抗力をつけて、風邪に負けない身体作りをしています。
  

   
   
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~シンポジウムで上映された、きらら学園の活動紹介ビデオ~

台湾教育大学にて研討会

アジアからも教育の在り方を示して発信しても良い時代になってきているのでは? 
→今後の展開を含めた討論。

日本では…
· あくまでも子どもが主体。子どもが友達を呼んだり、そういった中で人間関係や遊びがより発展していく。また、異年齢が関わる中、自然と年長児はどういった行動をとれば良いか身についてくる。=自分で考えて行動する力は、幼児期からの積み重ねが大切である。

· 子ども達が自分の日常空間の中から子ども視点で見つけ出すもの、生活体験の中から生み出されるものが大切だと言える。

· 結果として、語彙力もみんなで一緒に取り組む一斉保育より高い数値を出している。

香港では…
· 全日制保育と半日制保育のどちらかを選択することが出来る。

· 働く両親の増加やエリート志向が強く、習い事で子ども達も忙しい毎日を送っている。親も出来る限り、教育にお金を費やしている。教育面は十分だが、生活面は低い傾向にあるという。

中国では…
· 集団教学…子どもの動き、経験等、必要に応じて保育者は応えていく。季節、環境、日常の些細なことの変化や必要なものに気付くことが大切。
例)

(1) 漢方を毎日与えるうちに自然と興味がわく
(2) 先生がそれに気付き、それを課題にして子ども達に下ろす
(3) 子ども達に知っていることを聞いて、クラスで意見を出し合う

· 父親にも出来る限りの行事参加を呼びかけている

   

まとめ

日本と各国の保育の在り方には、それぞれの文化の違いもあり、考え方も異なるが、アジアの親達は子ども達に厳しいという。言いかえせば、親が子どもに関心をもって注目しているということが言えます。

「肩を張らずに気楽に子育てしていきましょう。」という意見が各国先生方より、保護者の皆様へ向けてのお話もありました。

   

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