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「算用数字もなぞり書き」-書写力から見た公文式算数の弊害-
現在の小学生の書写力は戦前、戦後を通して、最も低いレベルにまで落ちています。

なぜ、ここまで書写力が低下したのかを考えて見ますと、指導者の書写力と指導力の低下が硬筆軽視につながり、結果として、ほとんどの児童(約99パーセント)が、正しく鉛筆を持てない状態となり、字の乱れが加速したと考えられます。

では、正しく鉛筆を持てたら、必ず字が上手に書けるとは限りません。正しく鉛筆を持つことは上手に文字を書くスタート点にすぎません。

低学年を対象に文字指導をするとき、「正しく」、「形よく」、「ていねい」を目標に指導します。しかし、児童の書いた文字を見て驚かされるのは、「正しく」、「形よく」、「ていねい」のすべてを習得していません。最も大切な「ていねい」に書くことは、全く身についていません。速書きで、ちゃらんぽらんに書くのが最大の原因です。そのよい例が公文式算数で習っている児童の字です。乱雑な字を書く子が多いという小学校の先生の指摘もあります。

最近、その算数教室では、かきかた教室も開いているようですが、悪評の対策と解決のために企画されたと考えられます。

なぜ、公文式算数で習っている児童の字が汚いのかを検証して見ますと、 (1)算用数字を正しくて、形よく、ていねいに書く指導をしていない。 (2)プリント教材を時間を競って書くからです。 小学生が年々、字が汚くなったのは、公文式算数の生徒が増えていくのに比例したと考えるのは偏見でしょうか。算用数字の筆記体を教えるのも書写力に密接な関係があると思われるからです。

ひらがな、漢字、カタカナは、「とめ」、「はね」「はらい」という大切な個所を注意しながら、形よく、ていねいに書かなければなりません。しかし、算用数字の場合はすべての字が、「とめ」で終わります。また、0123689は一筆で、457は二筆で書けますので、どうしても速書きが習慣となり、なぐり書きで書くようになります。このような習慣がつくと、すべての文字を書く速さも同じような速さで書きます。公文式算数に通っている児童の字の汚いのがよく理解していただけたと思います。

はたして、公文式だけが原因なのかを考えて見ますと、小学校も公文式に似たようなことをしているのであれば反省していただきたい。

私の「かきかた教室」では、算用数字の筆記体を1年生の1学期までに教えますが、手本を見て書いた字はきれいに書けますが、学校で書いた算数ノートは見られたものではありません。1週間、1回、計16回の練習では定着しなかったように思います。定着しなかった原因は学校で速書きで書かせるのが原因だと思います。

以上のことから考えられますことは、書写力の低下は算用数字の速書きが原因であることは明白な事実です。そこで私が提案したいのは学力研の先生だけでも「学力研方式」として算用数字の練習に力を入れていただき、書写力の向上に努めていただけたらと願っております。
算用数字の練習とは、プリント(筆記体)の式(数字と記号)をゆっくりなぞって答えを書く方法です。ひらがな、漢字の練習では、なぞり書きの効果は実証ずみです。

1)図1の用紙に0~9まで書いて月日を記入する。
2)各週ごとに0~9まで書いて月日を記入する。
3)教材プリント(筆記体)を使用する。
4)数字と記号をゆっくりなぞって答を書く。
5)各週に書いた文字を比較して見る。

< 図1> 算用数字練習シート
高嶋 喩(いさむ)先生より

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